2012年12月12日

12月16日は選挙に行こう!メール文例

いよいよ今週末は選挙です!

私の周りの「選挙なんて関係ないモン」な友人に送るのに作成したメールですが
文例としてアップしてみました。
「放射能も原発も関係ないモン」な人用なので、かなりマイルドな内容ではありますが
何かの参考になれば、と思います。
間違ってるところがあればご指摘くださいませ。

一人でも多くの人が選挙に行って「脱原発政党」に投票してくれることを願ってます!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

★★★★★★★★★★★

12月16日は選挙に行こう!
みんなの力で原発を止めよう!

★★★★★★★★★★★

今度の選挙の最大の争点は、実は『原発』です。

◎福島の事故はまだ収束していない。
 いまでも危険な状態にある。

◎原発被災者の救済はほとんど進んでいない。

◎放射能はどんどん拡散し続けている。
 ガレキや食べ物で九州まできている。

◎国民の8割が原発に反対しているのに
 政府は再稼働を進めようとしている。

◎安全な原発は世界中のどこにもない。
 20年に一度のペースで深刻な事故が起きている。

◎日本の原発はどれも老朽化が激しく、
 地震の活動期でもあり、いつ事故が起こってもおかしくない。

◎原発がなくなっても電気は十分足りる。
 利権のために原発を動かしたい政府と電力会社が事実を隠している。

など、問題だらけの原発をなくすには、
これまで利権を貪ってきた『原発推進政党』を倒すしかありません。
今度の選挙は原発の息の根を止める最後のチャンスなのです。

私たちの一票が、日本の未来の安全を作り出すのです。
自分たちだけでなく、子どもたちの命を守るために、
反原発の政党を応援しましょう!

16日は選挙へ行こう!
期日前投票も有効に使おう!

★★★★★★★★★★★

○脱原発を明言している政党
・未来の党
・共産党
・社民党
・新党大地
・新党日本

△曖昧な表現の政党
・みんなの党
・国民新党
・新党改革

×原発を推進している政党
・自民党
・民主党
・公明党
・維新の会

(各党マニフェストより)

★★★★★★★★★★★

選挙に関心がない人やどこに入れたらいいかわからない人に、
ぜひこのメールを送ってください!

★★★★★★★★★★★
posted by たむたむ at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月05日

11月30日「フクシマ後の時代を生きるために」講演に行ってきました

koen1130.jpg


11月30日に大牟田市で開催された講演会
「フクシマ後の時代を生きるために
 〜再稼働の逆風の中、今何が問われているか〜」に行ってきました。

【講師】藤田祐幸(ふじたゆうこう)氏
    長崎県立大学シーボルト校非常勤講師

    1942年生まれ。1972年より慶応義塾大学教員。のち物理学教室助教授。
    エントロピー論、科学哲学専攻。1983年、エントロピー増大の法則を基礎に据えて、
    環境論を提唱する「エントロピー学会」を組織する。
    物理学者の立場から、放射能が人体と環境に及ぼす影響を訴え続けてきた。
    原子力発電や被曝労働の実態調査、チェルノブイリ原発周辺の汚染地域の調査、
    劣化ウラン弾による被害状況と環境汚染の現地調査等に取り組む。
    2007年に浜岡原発の危険性を懸念して長崎県西海市に移住。
    農業を営むかたわら、長崎県立大学シーボルト校非常勤講師をつとめる。
    2011年3月11夜、フジテレビで「炉心溶融が起きている可能性がある」と指摘。
    以降、テレビ出演の機会を失う。

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非常に厳しい状況にあるが、広島・長崎の過ちを繰り返してはいけない。
今私たちは何をしなければいけないのかを考えなければならない。

▼5年ほど前に大学を辞めて長崎へ移住

理由は浜岡原発の危険性を考えたため。
千葉で生まれて東京、神奈川で仕事をしていたが、全てを捨てて九州へきた。
その4年後に恐れていたことが現実になってしまった。
30年以上前から原発事故の危険性を訴えてきたが黙殺され続けた。

▼今度の選挙は原発の息の根を止める最後の選挙

私は事故前「この国の人たちは事故が起きなければ原発を止めることができないのか」
と発言していた。
事故後「この国の人たちは事故が起きても原発を止めることができないのか」と変わった。
どうして原発を止められないのか。

しかし今までとは違う流れができてきた。
6月29日の首相官邸前、7月16日の代々木公園、
7月29日の国会正門前(藤田先生も参加)のデモは、この国が今までとは違う状況に
あることを示している。組織の動員がなく、一人一人の意志で集まったデモ。
「世の中が変わる」

今度の選挙に向けて11月20日、広瀬隆氏からのメッセージが届いた。
「天地をひっくり返そう!」

国民の81%が「即時原発ゼロ」を支持。
10月には農協が脱原発を表明。
11月の城南信用金庫の脱原発東京ドームフェア。
「我々は浮動票ではない」

そして11月27日、脱原発統一会派の軸となる「未来の党」結成。
これにより既成政党が原発について言及し始め、
「原発」が今回の選挙の争点になる動きが出てきた。
一つの光が見えてきた。

我々が大きな力を示せれば今後につながる。
選挙区は脱原発派を。比例区は「未来の党」を。
票を散らさずに一つに集結させることが必要。
「小沢はどうかな」と思っても、今回はまとめることが重要。

「何十年も続いた原発の息の根を止める最後の選挙」

▼全く無意味な避難計画

原子力規制委員会は何もわかってない原子力ムラの人ばかり。
あいかわらずの「原子力推進体制」
日本の原発16カ所で風向きを調査したが、結果がずさん。
福井県の4原発を例にすると、青いところ(海)に青い線でわかりにくく
予測される避難地域を表示。
玄海原発での予測は「陸の方には風が吹いてこない」らしい。
(ということは「国が避難させるべき地域が陸の方にはない」ということ)
この避難区域とされる線の中と外では何が違うのか。
そもそも、事故当日の風向きは予測できない。線を引くことすら無意味。
マスコミはこの分析に対して「地形が考慮されてない」などと的外れな意見しかない。

避難区域の設定は1週間で100mSv以上を浴びる高線量地域が基準となっている。
これは1時間にすると約600μSv、一年間で5200mSv。
この数値の元となったのはIAEAの基準値だが、そのIAEAは原発推進団体である。
国際的な基準は1年間に1mSv、しかも1時間あたり0.6μSvは避難させるべきと考えられている。
なぜ日本は国際基準の5200倍の汚染を許容量とするのか。

(福島原発事故によるセシウム137の拡散地図)
大半は海に流れた。日本は海に救われたと言われている。
私たちが想定していた最終的な破局からは免れた。
ドイツはこの福島の事故後、原発を廃止。
これを決定した委員会には原子力の専門家はおらず倫理の点から論議した。
「人間の尊厳を守るために原発はあってはならない」と結論。
日本人は広島・長崎をはじめ、スリーマイル、チェルノブイリ、フクシマを見てきた。

(セシウム137の土壌沈着図)
北海道がやられている。中国山地や四国山地にも沈着が見られる。
残念だが、日本は汚染地帯と非汚染地帯に分かれた。
尖閣諸島なんて問題じゃない、国土が失われた。
原子力規制委員会がなぜ無意味かというと、今回の事故の影響を玄海に当てはめると
さらに日本の大半が汚染される。ドイツはそこから学んだ。
日本はいまだに「30km圏内」などと言っている。

▼被曝に対する原則を守れ

ICRPの基準にそって、日本の法体系は作られている。
そのICRPの基準は放射線作業従事者にがん罹患者が多いことが問題となり作られた。
1931年の被爆許容量は年間730mSv。この時は放射線作業従事者の基準値のみ。
その後、広島・長崎への原爆投下の結果を受けて作られた最初の基準値が
1954年の(放射線作業)150mSv/年・(一般)15msv/年となる。
これは「実現可能な最低限のレベル」とされたが
そもそも放射線の防護については「許容量」ではなく「限度量」で考えるべき。

放射線には「ここまでは安全」というしきい値がない。
低ければ低いなりの、高ければ高いなりの影響がある。
放射線が「がんの宝くじ」と言われているが、多く買っても少なく買っても
当たる時は1億円(がんに罹る)。浴びる量で確率が違うだけ。

日本への原爆投下後、ABCCという組織が作られ被爆者を調査した。
これは「調査はするけど治療はしない」という組織。
今、日本でも福島で同じことが行われている。
このABCCの調査の結果、放射線量の基準値は
1958年に(放射線作業)50mSv/年・(一般)5msv/年となる。
これは「実行できるだけ数値を低くしよう As Low As Practicable(ALAP)」
というICRPからの勧告を元にしている。
1965年には「容易にできるだけ低く」、1973年には「合理的にできるだけ低く
As Low As Reasonably Achievable(ALALA)」と緩んできた。

アメリカ軍の調査にはとんでもない間違いがあった。
広島・長崎のABCCの調査では「一人一人の被爆量がわからない」ということ。
そこで始まったのが「ICHIBAN(イチバン)プロジェクト」といわれているもので
ネバダ砂漠のど真ん中に日本家屋を再現して、離れた所に裸の原子炉を設置、
家の中等で線量を測った。ABCCの聞き取り調査と合わせて、
一人一人の居場所から線量を推測し、どんな死に方をしたのかで影響を計算した。
ただし、このプロジェクトにも間違いがあって、
8月の広島の湿度とネバダ砂漠の湿度の違いを考慮していなかった。
放射線は水分があれば遮られる。広島はネバダの10分の1の影響だったと言われている。

その後、基準値は1985年に(放射線作業)50mSv/年・(一般)1msv/年、
1990年に(放射線作業)20mSv/年・(一般)1msv/年となる。
ところが放射線作業従事者については「5年間に100mSv」という考え方。
原発の現場で働いている人は正規雇用ではないので、5年も続けて働けないから
「1〜2年間なら年間50mSvでいけるだろう」とされている。
放射線の基準値は「超えてはいけない。超えても低くしなければならない」
という考え方でなければいけないはずなのに。

放射線による人体への影響というのは学問になっていない。
国や団体組織の利害が絡んでいるため正当な評価ができない。
ある一定の被曝をしたという条件での1万人のがん死亡者数を
様々な機関や学者が研究した「被曝影響評価」でも意見が分かれた。
ICRPでは500人、京大の今中氏は600〜2000人、
アメリカの研究者・ゴフマン氏は4000人と発表した。
このゴフマン氏は、アメリカ政府が「核実験場の風下では子どもが生まれない」という
住民からの報告に困っていた時、その意見をつぶすために雇われた研究者。
ゴフマン氏は非常に真面目に調査をし、結果的に住民報告と同じ結果になってしまった。

福島の子どもたちは高線量地域におかれている。年間20mSvまでOKと言われている。
「被曝の限度を示すデータは広島・長崎の被害者の人々の命」
いままでよりも厳しくしなければ、ということを命がけで獲得した数値。
なのに福島事故後はそれを踏みにじられている。
長崎大のあの医者は被爆した人達を踏みにじる行為をしている。
とても容認できない。(先生は明言されなかったが山下俊一教授のことだろう)

ゴフマン氏は放射線の年代別感受性も発表。
若いほど影響が大きく55歳以上では影響が少ない。
55歳以上の人は影響が出る前に死ぬから、汚染を気にせずどんどん食べてよい。
セシウムは筋肉にたまるので心筋などがやられ心臓疾患につながる。

長崎大のあの医者は福島のデータを集めているが
「事故の影響はなかった」という結論にしたいだけ。
私がチェルノブイリへ調査に行った時はペレストロイカの真っ最中で
情報公開(改革派)と隠蔽(旧体制)の間だった。
旧体制がやっている病院へ行くと偉そうな先生が出てきて
「放射線の影響はない」と行った。
改革派の病院へ行くと影響がわかるデータをどんどん見せてくれる。
日本政府も視察に行ったが旧体制の病院にしか行っていない。
いまの日本は旧体制側と同じ構造。

2009年の原発作業員の線量分布を見ると8万人のうち258人が年間20mSv。
1年間運転した原発は人間が入れないくらい汚染されている。
日雇いや出稼ぎの労働者を使って雑巾がけをさせる。日当は1万円くらい。
被爆をして帰ってくるので体調が悪くなる。
ぶらぶら病やその他の疾患に苦しみ、仕事ができなくなる。
そうすると日雇いの人などはドヤから出なければならなくなり野宿になる。
そのままのたれ死にすることもある。
路上生活者の中にはそういう人もいるが世間には知られていないため差別がおこる。
命がけで国のために働いた人に生活保障も出来ないのが日本。
こういった原発被爆労働を容認することはできない。
そしてこの労働者よりも福島の子どもの方が被爆量が多い。
この現実をどうするのか。

▼なぜ原発に執着するのか

9月14日のエネルギー戦略政策会議では
「原発に依存しない」「電力システム改革の断行」が議題にあった。
9月19日の閣議決定ではそれらが外れてしまっていた。
なぜか。
経産省の報告書では「原発ゼロの場合の課題」が多く出され、
また核燃料サイクルについて、使用済み核燃料が無害になるのに必要な期間が
「再処理すれば10万年から300年に減る」と報告された。
ありえない。

経済面での話でよく言われるのが、九電の社長が発言したような
「原発を止めていると火力発電の燃料費が上がるので電気料金を値上げする」
ということだが、原発は使っていなくても経費がかかる。
いつでも動かせるように、稼働時と同じ状態を保つので燃料費や人件費がかかるからだ。
「原発を廃止する」と決めれば、30年の冷却期間が必要だがそれ以外の維持費がいらない。
とにかく政府が悪い。止めると決めたら廃炉にしていける。
いつ動かすかわからないと言っているからいまの状態になっている。

原発の電気は決して安くない。
原発は熱量の調節ができない。
夜は発電量が余るので需要を増やさないと原発が動かせないため揚水発電を作った。
立命館大の大島氏は、その電力も組み合わせて経費として計算するべきと発表。
そうすると原発での電気が一番高くなる。

しかも原発は土地や漁業権の買収でもお金がかかる。
それらも経費に入れるべき。
原発誘致に賛成した漁協の組合員には一人あたり3000万円の保証金が出ている。
同じ漁協でも反対した組合員は0円。

(電気事業連合会によるバックエンドの費用)
使用済み核燃料の処理費用は18兆8800億円。
六ヶ所村の建設費見積りも年々上がっていく。

▼効率の高いシステムは自然を節約する

原発は海水湯沸かし器。ジェームズ・クックの時代の古典的な原理でしかない。
エネルギー効率は33%。原発の排水は海水より7℃高い。海を温める機械である。

火力発電はエネルギー効率44%、コンバインドサイクル発電はエネルギー効率66%。
コンバインドサイクル発電は天然ガスを使用する、ジェット機のエンジンみたいな装置。
横浜火力発電所に設置されているコンバインドは35万KWが8基で280万KW。
原発2〜3基分にあたる。また、コンバインドサイクル発電の利点は
◎消費地の真ん中に建てられる。都市の近くに建てられる。
◎建設コストが安い。建設期間が短い。土地スペースが少なくて済む。
◎発電効率が良い。出力の調整ができる。
◎核廃棄物が出ない。放射線が出ない。

六本木ヒルズなどで実現されているコ・ジェネレーション発電はエネルギー効率80%。
地下にマイクロガスタービンがあって発電し、その排熱をマンションやホテルの給湯に使う。
余った電力は売電している。

▼天然ガスの時代

日本だけが値上がりしている状況だが、メタンハイドレートが日本近海に見つかっている。
さまざまな知恵を活かすこと、システムを切り替えていくことが必要。

▼文明の自己破綻

高レベル放射性廃棄物の問題をどうするのか。
日本政府は10万年は管理すると言っているが、10万年前は人類はネアンデルタール人だった。
本当に管理できるのか。これは人間の力が及ばない領域。
私は廃棄物の問題が解決できるのなら原発に反対なんかしなかった。
世代の責任もある。日本の多くの大地を放射能まみれにして次の世代に渡そうとしている。
推進だろうと反対だろうと、責任がある問題。
私は推進している学者や政治家を、どうにかして10万年生きられる体にしてやりたい。
どう責任をとるのか。

▼原子力 行くも地獄、引くのも地獄 無間地獄の不良債権

途方もない問題。一旦手をつけたら解決策がない。
この地獄を引き受ける覚悟はあるのか。

▼今なさねばならぬ事

◎これ以上の放射能の生産を止めること。原発を止めること。
 原発1基を1日動かすと広島原爆3発分の死の灰が生成される。
◎福島の事故処理に全力を注ぐこと。
◎全ての人々の被爆線量をこれ以上増やさない。
 「放射能は閉じ込める。人は逃がす」
◎原子力災害の再発を防ぐ。
◎将来世代への負担を可能な限り減らすこと。

原子力はエネルギー問題で議論するものではない。
九州が幸いにも汚染されていないということの意味を考えてほしい。
「かろうじて汚染を免れた大地や海をこれ以上汚さないで子孫の手に渡すことは
 私たちの世代の最後のささやかな義務である」

福島の人たちは潔く故郷を捨てること。
100年くらいすれば福島へ帰れるかもしれない。
汚染されていない土地へ移住して、命をつなぐ。
次の世代の人たちのために食物を作って欲しい。

チェルノブイリでは国が消えた。
国が消えても放射能は残る。

人は電気がなくても生きられる。
人が生きるために必要なのは水と空気と大地である。

私は世界各地の被曝者の方々と話して学んだ。
「昨日のように今日があり、今日のように明日がある」
これがどんなに幸せなことか。

福島はもう人がいてはいけない場所になっている。
九州に新天地を求めてほしい。

京都のある寺にあるつくばいに刻印されている言葉
「吾唯足知(われ ただ たるを しる)」

原子力は単に発電所の問題ではない。
生活のシステムを変える。自然の循環系の中に、もう一度暮らしのあり方を考える。
福島には循環がなくなってしまった。
いまの状況にありながら玄海原発や川内原発を動かすなんて考えられない。

今度の選挙は正念場である。

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【質疑応答】

Q 質問の時間ですがこれを言わせていただきたくて。
  感動しました。先生がされていることは素晴らしい。
  多くの人が同じように感動してると思う。
  空席が目立つのがもったいない。

Q チェルノブイリでは100kmが立ち入り禁止、福島では30kmくらいだがどう思うか。
  除染は無駄だと思うがどうか。いま現在は放射能は拡散していないのか。

A 距離の問題ではない。風に乗って雨が降れば地上に降りてくる。
  福島から阿武隈川づたいに朝霧のように流れて栃木や群馬へも広がった。
  除染については、周り中が汚染されているので一部分を除染してもまた汚染される。
  大部分は森林にたまり、バクテリアが抱え込んでいるのですっかり汚染されている。
  チェルノブイリでは土を固める薬剤で物質が飛ばないようにしていた。
  移動させないのが一番。
  拡散については、事故直後に比べたら減っているがまだしている。

Q ガスタービンは化石燃料を使うので次の手段を考えるべきではないか。
  ガスタービンにはアメリカの戦略があるのではないか。
  故郷を捨てるべき、と言ったがチェルノブイリは広大だからいいが…
  自分は会津の米を買っているが風評被害により入荷されなくなっている。
  漁業や農業の復興は進んできているので支えるべきではないか。

A 原発を止めたらメタンガスなどの地下資源にシフトすることになる。
  解放系のシステムに変わるだけでも良い。エネルギーを使う側の問題。
  エネルギー消費型の生活から切り替える必要がある。
  沖縄のエアコンのない市役所の例も参考になる。
  ガスタービンがアメリカの戦略などということは気にすることはない。
  汚染地域の農業や漁業については、いまは政府も厳しく規制しているが
  10年20年たったら緩んでくる。引き締めていかないといけない。
  緊張感を持たなければならない問題。
  農業で言えば、有機栽培の堆肥などに放射性物質が蓄積されている。
  旧ソ連のコルホーズでは高い汚染が見つかっている。
  化学肥料の方がむしろ安全かもしれない。
  福島はチェルノブイリでは避難地域である。汚れた土地は捨てるべき。
  そして日本の農業を他の土地で生かしていく。
  
Q 汚染の拡散地図を見ると震災がれきも汚染されているようだが、広域処理の問題をどう思うか。
  電力の自由化を推進しなければいけないのではないか。

A 放射性物質に汚染されたものを燃やすのは禁じ手である。燃やせば必ず拡散してしまう。
  環境省が今年2月に薪を燃やして放射能が蓄積するか調べたが、
  岩手から千葉までのレベルが一様になっている。
  100ベクレルの薪を燃やせば8000〜10000ベクレルに濃縮する。
  ガレキは風雨にさらされているので薪以上。
  バグフィルターでとれると環境省は言うが、そのフィルターはどうするのか。
  環境に出た場合、濃度は薄いが量が多い。トータルでどのくらいになるのかわかってない。
  コロンビア川での調査ではプランクトンから始まる生体濃縮が確認されている。
  5年10年たったら子どもたちに影響が出るのではないのか。
  放射能は拡散させないこと、人は汚染地から逃がすこと。
  福島の子どもたちを逃がしてあげたい。
  せめて夏休みの間だけでも、思う存分外で遊べるようにしてあげたい。
  日本は実は社会主義国。
  電力の自由化には発送電分離が必要。グリッド化ができたらよい。
  翌日の需要電力を予測し、発電会社が入札し1時間毎に取引をするシステムで
  なるべく安い電気料金を実現できる。

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ここまでが講演会の内容です。

今回の講演で私が良かったと思ったのは
「福島は人が住む所ではない。故郷を捨てて新天地で生活をつないでください」と
明言してくださったことです。

もう既に多くの方がネット等では発信していますが
いまは東京がチェルノブイリ並み、福島や東北はそれ以上の汚染状況にあります。
でもいまだに人が住んでいて、作物を作り魚をとり、生活をしている。
「安全である」というキャンペーンを国がやっているために大人たちが動かず、
子どもたちも逃げることができない。
そして汚染されたガレキや食品は、国の甘すぎる基準値にのっとって全国に送られていく。

こういうことをハッキリと専門家の方にもっと言って欲しいと思っていました。
でも途中の「55歳以上は汚染食品を食べても良い」は反対です。
病気のリスクは歳をとっても変わらないですし、たとえ発病前に死んだとしても
放射性物質は体内に蓄積してますよね。日本って火葬ですよね。
あとはもうおわかりだと思います。

藤田氏は「とにかく今度の選挙は正念場。原発の息の根を止めよう」と仰っていました。
そして福島の子どもたちの話は特に感情を交えてお話されていました。
いまある放射能と原発の問題を解決していくには、まずは政府を変えないといけない、
そのためには今度の選挙は重要なんだと再確認しました。

※講演会の内容については、簡潔にまとめるため、話の順序が入れ替わっている部分もあります。
 間違い等ありましたらご指摘ください。数値等に関しては、実際のデータも確認しつつ、
 藤田氏の発言を優先しました。

posted by たむたむ at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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